徹底したケアで歯周病を治す、予防する

当院では患者様の口腔健康を第一に考え、保険治療に基づいた確かな治療を提供しています。
患者様のニーズに合わせて適切な治療を提供するため、保険治療のガイドラインに則ったアプローチを大切にしています。
歯周病の進行を抑えるために必要な治療を、確実に実施することで、長期的な口腔健康をサポートしています。

歯科衛生士による徹底的なクリーニング

歯周病の主な原因は歯垢や歯石の蓄積です。
そのため、予防と治療の基盤となるのは徹底的な口腔清掃です。
当院の歯科衛生士は経験豊富で専門的な知識を持ち、拡大鏡や高度な機器を駆使して、歯垢や歯石を丁寧に除去します。
これにより、炎症の進行を防ぎ、歯ぐきの健康を維持します。

一人ひとりに合わせた治療プラン

患者様の口腔状態や健康状態に応じて、最適な治療プランを提案します。
初期の段階で歯周病を発見し、適切な処置を行うことで、より深刻な問題を未然に防ぎます。
歯周病は早期の段階でのケアが重要です。
当院では、経験豊富な専門スタッフが、患者様の口腔健康を守るために最善の努力を惜しまないことをお約束いたします。

歯周病のチェックポイント

下記のポイントに1つでも当てはまれば歯周病の可能性があります。
早めに診察を受けましょう。

• 歯ぐきが腫れたり赤くなったりしていないか確認します。また、歯ぐきから出血があるかも注意が必要です。
• 歯茎が後退して歯の根が露出している場合（歯が長く見える場合）、歯周病の進行が考えられます。
• 歯がグラグラしたり、歯ぐきから膿がでている場合、歯周病が進行している可能性があります。
• 歯と歯の間に歯ぐきが出血したり、食べ物が挟まったりする場合、歯周病の兆候と考えられます。
• 慢性的な口臭は歯周病の一つのサインです。自分でも気になる場合は注意が必要です。
• 歯周病が進行すると、冷たい・熱い刺激に敏感になることがあります。

これらのチェックポイントを意識し、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見と予防につながります。

成人の80％以上が歯周病であるというデータがあります

歯周病は、歯肉や歯を支える組織に炎症が生じる疾患で、軽度のものも含めると日本人（成人）の80％以上が歯周病に侵されていると言われています。
歯周病は初期段階では自覚症状が少なく、進行すると歯ぐきの出血や腫れ、歯のぐらつきなどが現れることがあります。
歯周病は歯垢（プラーク）や歯石が原因となります。
これらが歯と歯ぐきの境目に蓄積すると、細菌が繁殖し炎症が起こります。
この炎症が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる隙間ができ、さらに感染が進行します。
歯周病の進行は歯ぐきだけでなく、歯を支える骨まで損傷を及ぼすことがあります。

予防が重要で、適切な歯みがきやデンタルフロス、定期的な歯科検診が必要です。
進行した場合には専門医による治療が必要となり、歯ぐきの炎症を抑えることや感染の進行を防ぐことが目的となります。
歯周病は放置すると歯を失う原因となることもあり、口腔健康を維持するためには注意が必要です。
早期の発見と適切なケアを通じて、歯周病を予防・管理し、健康な口腔環境を保つことが大切です。

全身疾患につながる歯周病

歯周病は単なる口腔内の問題だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが近年の研究で明らかになっています。
歯周病に関与する細菌や炎症物質が血液中に入ることで、他の臓器や組織にも影響を及ぼすのです。

• 心臓病との関連性
  歯周病の炎症が心臓血管系に影響を与え、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを増加させる可能性がある。
• 糖尿病との関連性
  歯周病の炎症が糖尿病の血糖コントロールを悪化させる可能性があり、逆に糖尿病が歯周病の進行を促進するとされている。
• 認知症との関連性
  歯周病の炎症物質が脳に影響を与えることで認知症のリスクを増加させる可能性があるとされている。
• 妊娠合併症との関連性
  妊娠中の歯周病は早産や低体重児出産のリスクを高めるとされており、母体と胎児の健康に影響を及ぼす可能性がある。

これらの関連性から、歯周病は単なる口腔内の問題にとどまりません。
正しい歯周病の管理と治療は、健康な生活をサポートする重要な要素と言えます。
定期的な歯科検診や歯周病治療は健康維持の一環として大切な取り組みと言えます。

歯周病の進行段階

正常な歯肉
正常な状態で、歯肉はピンク色で炎症は見られません。
適切な歯磨きや定期的なクリーニングで健康が維持できます。

歯肉炎（軽度の歯周炎）
歯垢や歯石が歯肉縁部に蓄積することで、歯肉が腫れ、赤くなり、出血しやすくなります。
定期的なクリーニングと適切なホームケアで治すことが可能です。

中等度歯周炎
歯周炎が進行し、歯肉がさらに腫れて歯と歯肉の間に歯周ポケットができます。
歯石の蓄積が進み、歯茎と歯が離れることで感染が進行します。
専門的なクリーニングや歯石の除去が必要です。

重度歯周炎
歯茎と歯の間のポケットがさらに深くなり、歯周組織の破壊が進行します。
歯を支える骨も減少し、歯がグラグラし、歯茎の後退（歯が長く見える状態）が見られます。
専門的な治療が必要で、歯石の除去や歯周ポケットのクリーニング、場合によっては外科処置が行われます。
さらに歯周組織の破壊が進行し、歯を支える骨がほとんど失われてしまうと、歯が抜ける可能性が高くなります。
最悪、歯の抜歯が必要になり、審美的な治療も検討されます。

早い段階での歯周病の発見と適切な治療が重要です。
定期的な歯科検診と適切なホームケアを通じて、歯周病の進行を防ぐことができます。

まずはしっかりと家での歯磨きを大事にしましょう

家での歯磨きは歯周病予防の基本です。
しっかりとした歯磨きの習慣を持つことで、歯垢や食べカスを除去し、歯周病の進行を防ぐことができます。
歯垢は歯と歯ぐきの境目や歯の裏側など、歯ブラシが届きにくい場所にたまりやすいです。
家での歯磨きはこれらの歯垢を取り除く大切な手段です。
正しい歯磨きの方法を守ることで、歯の表面や隙間にたまった汚れをしっかり落とすことができます。

歯周病は歯垢が原因となって進行する病気です。
歯垢が長時間歯に付着していると、細菌が増殖し、歯ぐきに炎症を引き起こします。
その結果、歯ぐきが腫れたり出血したりする症状が現れます。
歯周病の進行は歯茎から歯の根にかけての組織を破壊し、最終的に歯を支える骨まで影響を及ぼすことがあります。

日々の歯磨きによって歯垢をこまめに取り除くことで、歯周病のリスクを低減できます。
歯磨きの際には、正しいブラッシングの手順や歯ブラシの選び方、歯磨き粉の使用方法などを歯科医師や歯科衛生士からアドバイスを受けることも大切です。

家での歯磨きは歯周病予防の基本ですが、それだけでなく定期的な歯科検診とプロの歯科衛生士によるクリーニングも重要です。
家庭でのケアと専門家のケアを組み合わせることで、健康な歯と歯ぐきを維持し、美しい笑顔を保つことができます。

歯周病と一生無縁の口腔内に

歯周病は患者様の口内健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす重要な疾患です。
当院では保険治療に則りつつ、歯科衛生士の徹底的なクリーニングを通じて歯周病予防をサポートしています。
また、歯科医師の専門的な知識と技術を活かし、歯周病の進行を防ぎつつ、歯をなるべく残す治療を提供しています。
日本人の80％が影響を受けるとされる歯周病。
当院では患者様の一人ひとりに合わせた最適なアプローチを大切にし、健康な笑顔を共に築いていきます。
正確な診断と丁寧なケアを通じて、お口の健康を守り、豊かな日常をお送りいただけるようお手伝いいたします。