口腔外科は、歯科の中でも高度な専門性と技術が求められる分野です。
抜歯から口腔内の小手術まで、幅広い治療が必要とされる場合があります。
特に、親知らずの抜歯は一般的な治療の一つでありながら、症例によっては非常に複雑になることがあるため、専門的なケアが必要です。
当院では、抜歯において便宜抜歯、普通抜歯、難抜歯、水平埋伏抜歯などを行います。
さらに、抜歯難症例に関しては、東京医科歯科大学口腔外科所属の先生に月1~2回来ていただく予定で、週1回に昭和大学口腔外科出身の先生にも来ていただきます。
このような専門的な協力体制により、患者様への最良の治療を提供しています。
また、上唇小帯、舌小帯の短縮症の小手術や粘液嚢胞の除去手術など、口腔外科の専門的な治療も安心してお任せいただけます。
健康な口腔環境の維持は、全身の健康と密接に関連しています。
専門的な知識と技術を持つ歯科医師の手により、患者様一人ひとりの状態に合わせた、最適な治療プランを提供します。
親知らずは、人々の口腔内で一番奥に存在する第三大臼歯で、その存在は人それぞれ異なります。
親知らずの生え方や位置によっては、放置しておくと虫歯や歯周病のリスクが非常に高まります。
親知らずが部分的に生えている、あるいは横向きに生えている場合、歯磨きが困難で虫歯になりやすくなります。
親知らずが虫歯になると、治療が難しく再発しやすいため、抜歯が一般的な選択となることが多いです。
早めに抜歯しないと、隣接する健康な歯も巻き添えになる危険性もあるため、早期の対応が推奨されます。
歯磨きが困難な生え方、横向きに生えている場合、骨の中に完全に埋まっていて問題がある場合など、親知らずを抜歯した方が良い状況が多くあります。
逆に、歯磨きに問題がなく、他の歯への影響がない場合は、抜歯せず経過観察することもあります。
親知らずを抜く場合、できるだけ早い方が良いとされます。
若い時は骨が柔らかく、抜きやすいため侵襲が少なく、20代・30代が最適です。
手術時間は親知らずの状態により異なりますが、5分~30分程度で終わることが一般的です。
親知らずだからといって何でもかんでも抜けばいいわけではありません。
親知らずの位置、状態、機能を考慮する必要があります。
要するに、親知らずを抜かなくても良い場合は、その歯が健康で正常に機能しており、将来的なリスクや問題が低いと判断される場合です。
当院では口腔内手術にも対応しております。
上唇小帯と舌小帯の短縮症は、それぞれの小帯が通常よりも短い、あるいは厚い場合に発生し、口の動きが制限されることがあります。
このような短縮症の治療には、小手術が必要な場合があります。
手術は通常、局所麻酔下で行われます。
手術は簡単なものなので迅速に行われ、合併症のリスクも低いですが、専門的な評価とケアが必要です。
舌小帯の短縮は特に乳児や幼児に見られることが多く、早期に対処することで、将来的な言語発達や食事の問題を予防することができます。
上唇小帯の短縮症の手術は、主に審美的な理由や歯並びの問題を解決するために行われることが一般的です。
粘液嚢胞は、唾液腺の管が詰まることで、唾液が周囲の組織に漏れ出し、嚢胞を形成する状態です。
しばしば、唇、舌、口の底などの口腔内に現れます。
粘液嚢胞は通常、痛みを伴わず、特に治療が必要ないこともありますが、大きくなる、炎症を起こす、または美容的な問題を引き起こす場合には、除去手術が推奨されることがあります。
手術は大きな合併症のリスクは低いですが、感染、瘢痕形成、周辺組織への損傷などのリスクがあるので最大限注意を払って行う必要があります。
粘液嚢胞の除去手術は、機能的または審美的な理由から行われることが多いです。
口腔外科は、口腔内の様々な問題の診断、予防、治療において不可欠な分野です。
特に親知らずの治療は、その中でも非常に一般的な手続きの一つであり、広く認識されているものです。
親知らずが問題を引き起こす場合、早期の診断と適切な治療が重要です。
未処置の場合、痛み、虫歯、歯周病などの合併症を引き起こす可能性があるためです。
親知らずの抜歯手術は一般的に安全で、経験豊富な歯科医師によって行われれば、患者の不快感を軽減し、口腔の健康を維持する助けとなります。
適切なアフターケアと定期的なフォローアップが行われれば、治癒が促進され、合併症のリスクも最小限に抑えられます。
所在地 | 東京都世田谷区駒沢2丁目6-3 建物名 MODIER KOMAZAWA(モディアコマザワ)一階 駒沢大学駅から徒歩2分 |
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電話番号 | 03-5787-8678 |
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